上海万博の入場者数について

目標の7000万人を達成する軌跡を調べてみました。捏造とも言われていますが、データを調べてみましょう。

これが入場者数のグラフです。結構激しく上下動していて、これだけ見ると人為的に操作されたものではなさそうです。これだけの長期間にわたって、これだけの変動を人為的に行ないながらトータルをコントロールするのは至難の業で、いたって自然なデータに見えます。


傾向を掴むために、一週間(7日間)で移動平均をとりました。なんとなく10月が盛り上がってますが、まだよくわかりません。


月間平均です。5月が少ないのを6,7,8月でカバーし、9月を10月で埋めてます。しかし、これは7,8月(夏休み)、10月(国慶節&閉幕間近)だから人出が多い、といえなくもないです。

ここで、別の視点から検証しました。


「1日あたりの入場者数」です。なんとなく綺麗な曲線になっているのがわかるでしょうか。


公言している目標の7000万人を開催日数の184日で割ると、38万人。そこに赤ラインを引いてみました。このラインに漸近しているのがよくわかります。

つまり、トータルの入場者数がこの1日あたり38万人に近づくようにコントロールすれば、1日あたりの入場者数はランダムでも目標に近づけるわけです。これがさっきの「至難の業」のトリックでしょうか。

ところで、このデータ、開幕まであと5日を残した10月26日の時点のものです。最後のところ、目標をちょっと突き抜けてますよね?しかも不自然な盛り上がりで。これはどう解釈すればいいでしょうか。


仮に、真の目標ラインが「1日あたり40万人」だったとしたら、赤い点線のラインになります。実はここが目標だったのではないかと思います。

閉幕日はVIPがたくさん来るため警備体制を強化する必要があることから多数の入場者は入れられません。その前の週末は閉幕の予行演習があります。従って、大きく数字をコントロールするためには10月16日が最後のチャンスです。103万人が達成されたのはいつでしょう。

そして、真の目標ライン「1日40万人」を達成すると、184日間での入場者数は7360万人になります。さて、最終的な入場者数は一体何人だったか?それはこちらでご確認下さい。→上海万博公式サイト

どう解釈するかは、皆様にお任せします。