ディズニーモバイルの落とし穴

ディズニーモバイルの発表がありました。

ITmedia +D
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0801/22/news106.html

ケータイウォッチ
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38101.html

日経
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080122AT1D2209F22012008.html

概要はそれぞれのニュースサイトに譲るとして、気になる点などを

■これはMVNOなのか

記事にあるとおり、発表会では、慎重にMVNOと言うのを避けています。

「今回は共同事業」

と言ってますが、MNP番号ポータビリティ)の話も振るなど、奥歯にものの挟まったような微妙な状態。

約款などについても話は触れられなかったそうですが、恐らく、ユーザとディズニーが契約することになるのでしょう。それはつまりMVNOだと思うのですが。

■なぜコンテンツが無料なのか。

壁紙やその他ディズニーが提供している有料コンテンツは、当然どれも大人気なわけですが、全部タダで使い放題になるそうです。

なんでか、というと、そりゃ、通信料の一部がちゃんと自分の懐に入ってきますから。
それであれば、たくさんダウンロードさせたほうがいいですよね。そもそもコピーされにくい環境なんだし。

ということで、これを使う人はコンテンツの使いすぎに注意です。

■端末発売が年3回

春・夏・秋冬の3モデル投入するそうです。普通年2回なので、一回多いですね。

でも実際にはソフトバンクの端末のカスタムバージョンを出す、という感じなので、タイミングがちょっと違うんでしょう。(多分DMのほうがちょっと遅い)

今回出る端末は、Softbankの820SHのカスタマイズバージョンですね。
ベースになったのは、あのキャメロン・ディアスがクルクル回りながらCMしているアレです。

年3回もリリースされるのは楽しみではあります。


■端末価格

端末価格の発表もありませんでしたが、おそらく、例の割賦販売も可能ではないか、と。
そうでないと、他のキャリアとの差がつきすぎてしまいますから。

■販売ルート

これも、未発表なんですが、やっぱりソフトバンクショップに置くのではないか、という予想。
契約事務とかもソフトバンクに委託、なのではないか、と。

■結局、誰が一番儲かるのか

端末台数がすごく伸びればディズニーです。
実はいままでにもPHSとか携帯電話でもディズニーフォンというのは出てて、そこそこ売れててたんですが、ある一定以上は売れなかった、という過去もあり、正直、行って50万契約じゃないかと。
それでもソフトバンクの年間ARPU(9万円)で掛けて450億。ブランド料として5%入ってきたら22億5千万ですから、コンテンツホルダーとしては、もうかなりいい感じのビジネスですよね。ソフトバンクにしても、それでシェアが伸びるなら、許容範囲じゃないでしょうか。

■ディズニーに続くのは?

ディズニーがうまくいけば、他のライツホルダーにも、という感じだと思いますが、エンタメ系ライツホルダーや、芸能事務所含めて、ディズニーレベルのものはなかなかないと思います。

ソフトバンクの、最終的な狙いはアップルでしょう。