一人区で勝つということ

参議院選挙が終わりました。一人区でことごとく民主党が破れたりした結果、議席配置が大きく変わりました。

一票の格差はこのぐらいありました。
千葉景子氏(神奈川県) 696,739票 落選
広田一氏(高知県)   137,306票 当選
5.07倍です。神奈川は複数区で高知は1人区、とか、惜敗率とかいろいろ見方はあると思いますが、政党ごとにどういう地域を抑えたか一覧表にしてみました。

この票にある格差は国会議員ひとりあたりの有権者数(有権者数/定数)が最小となる鳥取県を1としたときの数値です。神奈川県の0.2が最低です。1に近いほど、「少ない人数で当選」させることができます。

全国平均は0.41ですが、それを上回ったのは自民党だけです。少なくとも数字の上では、より少ない票数で、より多くの人を当選させてるわけです。民主党一票の格差を是正してれば、負けはもうちょっと少なく済んだかもしれませんね。

なんでこんな計算をしようかと思ったかというと、比例代表で民主(1,845万人)が16に対して自民は12(1,407万人)。「民主」と書いた人が「自民」と書いた人より多いんですよね。それが選挙区で逆転してるのは、まさに「一票の格差」効果だと思うのです。

#なお、僕は民主支持でも自民支持でもありません。