ソフトバンクがiPad 3Gを28,000円程度で販売すべき理由


海外でiPad 3Gを買ってきた方に朗報です。
iPad 3Gを友人に譲ったんですが、今日、SIMのみの契約をすることができました。発売当初は「SIMのみの販売は有りません」ということでしたが、「販売(の予定)は有りません」ということだったらしい。まあ、「新規契約したい」と言ってる客を目の前にして断ることができる販売代理店などあるはずもないので、絶対そうなるに違いと思ってましたが、あまりに早い対応にびっくりです。
以下のいずれのプランでも、SIMカードのみの契約が可能です。

・月額使い放題     4,725円/月(月月割は有りません!)
プリペイドプラン1GB  4,725円/チャージ毎
プリペイドプラン100MB 1,825円/チャージ毎

月々割(月額1500円)が効かないのがちょっと痛いですので、普通に買う人は本体と一緒に買ったほうがいいです。また、契約は2年縛りで、解除時には9,975円がかかります。店舗にSIMカードの在庫がないときはやってくれないこともあるので、事前に確認しましょう。

海外でSIMフリーモデルを買ってきて、上記のいずれかのプランに契約して日本で使う、ということも可能です。ただし、日本で本体と一緒に買うのに比べると、月々割(1500円×2年)の分高いです。つまりSIMロックをフリーにした人は36,000円高い料金を払わないといけない、ということ。孫さんが「SIMロックを外すと端末代が4万円ぐらい高くなる」とおっしゃってたのと理屈が合います。ちなみに、僕が譲ったのは日本のSIMロックがかかっているモデルです。それでも、月月割は有りませんでした。

あれ、でも、ちょっと待って、それっておかしくない?iPad 3G(16GB)の販売価格って、アメリカ$629(≒56,610円)に対して、日本はデータ定額同時加入で58,320円。SIMロックがあるにもかかわらず、SIMフリーより高いってどういうことよ。何のバリュー?

ソフトバンクiPad向け料金プランは2年縛りです。いかなる場合でも必ずです。なので、月月割は2年契約の代償としての割引ではなく、SIMロック端末を買ってくれたことに対する代償と考えるのが自然です。SIMロックモデルなので、解除して他のキャリアに乗り換えるわけにはいきません。その不便に対する代償なわけです。
ところが、SIMロックモデルを買って、ソフトバンクの契約を月月割で確保し、海外でSIMフリーモデルを買って、ソフトバンクのSIMをそれに差し、SIMロックモデルは未使用のまま転売してしまえば、月月割が効いた状態でSIMフリーモデルを使うことが出来ます。ちょっとややこしいですが、月月割はSIMロック端末を買ってくれたことに対する代償にはならないのです。

それだけじゃなく、SIMのみ契約ができるのなら、バッファローが出してるWi-Fi端末とかに差して使うこともできます。そしたら、iPad3Gを買って、SIMだけ手元に残して、iPad3Gはとっとと売り払うこともできます。ドコモよりも格段に安い値段で話題のポータブルWi-Fiが使えるのです。

本来、月月割は2年契約の代償として割り引かれるものであり、月月割を決定する選択肢が「本体と同時」か「SIMのみ」契約かになっているのがおかしくなってる原因です。ソフトバンクSIMロックをかける代償として、月月割相当の3万6千円、まあ、人気商品なので2割ほど儲けさせてもらって3万円程度は割引して販売すべきです。これが28,000円程度で販売すべき、と考える理由です。