Googleの件とフィルタリングの関連

ふたつの件ですが、もちろん高い関係性があると思っています。ついでにいえば、今年mixiが公式サイトのメニューに加わったことも無関係ではありません。

キャリアとしては、よりユーザの利便性を高めたい。いろんなプレイヤーが参加してほしい。アクセスが増えれば結局増収や解約防止にも役立つ。いままで公式サイトのビジネスを自分達がコントロールしてきたが、その網をもうちょっと勝手サイト側に伸ばしたい。

もちろん、表向きに堂々と勝手サイト側に支配力を持たせるようなことは出来ません。9割は握っても1割は離しておくことが重要だからです。

・フィルタリング
 →フィルタリングにひっかるのは『アウト』なサイト。ここで事件が起こっても、誰もキャリアのせいだとは思わないよね。逆に、そこでは何やってくれても自由だよ。

Google
 →検索エンジンをはじめとした勝手サイトは以前からオープンだし。まあ、軽重は付けさせてもらいますが。付き合うところと付き合わないところを分けるわけじゃない。皆さんとお付き合いしますよ。でも、付き合い方は会社の方針なんだから、別にあれこれ言われる筋合いないよね。(後段の「提携の裏側で」参照)

mixi
 →SNSってカテゴリーはもう無視できないぐらいおっきくなっちゃってるので、後追いで存在を認めてもいいんじゃないかしら。公式メニューと対立するような「ポータル」はけしからんけど、会員制なら別に中で何しようが運営者の管轄であって、キャリアの管轄じゃないしね。

と、徐々に緩やかな支配力を広めている、と。

ココでポイントは支配力が広まったところで悪影響を受けているところは特になくて、むしろ、支配力が自分のところまで及ばなかったばっかりに苦労しているところが多い、ということですね。